社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

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☆アメリカ依存症脱却のための7つのプログラム☆

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 最近、ぼくの周りでこういう会話をよく聞く。
「まったく、小泉のやってることは、どう考えてもアメリカ追従だニャー。」
「そうそう、まったくひどいアメリカ追従ぶりだワン。」
つまり、日本政府、しいては小泉政権は、アメリカに媚びへつらって、ジャイアンに対するスネオみたいな追従ぶりというわけだ。
まあ、イラク戦争に真っ先に賛成したし、ミサイル防衛システムだって疑問だらけなのに導入を決めちゃうし、その他もろもろの状況も見ればアメリカに追従し てるっていうのは正しいようにも思えるが、ぼくはこの批判は間違ってると思う。小泉のはアメリカ追従なんかじゃない。あれは、もうアメリカ依存症だ。それ もかなりの重症ですね。

その証拠となる、一つの逸話を紹介しよう。
ぼくがこの間街を歩いていると、向こうから小泉首相が歩いてきた。その日の日本列島は、太平洋高気圧に覆われて降水確率0%、おまけに太陽が光り輝いてい たにもかかわらず、彼は黒いこうもり傘をさしていた。
不思議に思ったぼくは首相に訊ねた。「首相。どうして、こんなにいい天気の日にかさなんてさしているんですか?」
すると首相は笑って答えた。「ワシントンは雨なんだよ。」

閑話休題

 もう、彼をこの病気から救うことはできないんだろうか?もし彼がこの病気を治せなければ、日本がなおいっそうアメリカべったりになってしまうことは、避 けられないだろう。もし、そんなことになったら、世界中で行われるアメリカの戦争に日本が巻き込まれたりと、ロミオとジュリエット以来の悲劇となることは ほぼ間違いない。

 そこで、今回はこの場を借りて、この非常に有害なアメリカ依存症から抜け出すための脱却プログラムを紹介しよう。これは、全世界で使用されてる非常に有 名なプログラムで、直った患者は数知れずといわれている。
 なお、プログラムの始めのうちは、少しつらいかもしれないが、慣れてくればだいぶ落ち着くはずだ。それと、絶対無理はしないこと。直すためといって、は じめからホワイトハウスとの連絡網を絶ってしまうなどすると、禁断症状で幻覚を見て、「テロリストをやっつけろ!」といって銃を乱射することにもなりかね ない。

では、早速開始しよう。題して“アメリカ依存症脱却のための7つのプログラム”

1・アメリカ依存症であることを認め、治すと心に誓う
2・ハンバーガーにマヨネーズをぬって食べる
3・フランス映画(リュック・ベッソン以外)を観る(できれば感想文を書く)
4・テヘラン大学で反米ゼミを専攻する
5・4〜5人でアメリカ依存症について話し合う
6・最終的に、神のみが自分を救えることを悟る
7・アルカイダに入団

 これで、保険のおばちゃん以上にうっとうしい首相のアメリカ依存症も完治しているはずだ。現に、この前、街で小泉首相を見かけたが、ワシントンが雨だっ たにもかかわらず、彼は傘を差していなかった。
ぼくは訊ねた。「首相。なぜ、傘を差さないんです?今日は土砂降りですよ。」そう、この日は日本列島も雨だったのだ。しかし、首相は笑って答えた。「アフ ガニスタンは晴れなんだよ。」

2005.5.31
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