10月16日はまさに歴史的な日となった。
この日、朝晩の寒さが厳しくなりかけてきて、「そろそろコタツだな。」と親父達がいきいきしだした、みちのくの一部で、新しい県知事が誕生したのだ。そ
う、全国紙の紙面を賑わした、仙台県・・・いやなんか違うな。仙台市?いや、これじゃ県にならない。とにかく、三木谷の野球チームと牛タンで全国的に有名
な仙台市とは裏腹にだんだん存在感を薄くしていって名前も思い出せない仙台市のある県の選挙の話だ。
そして新しい知事の名前は・・・待て!これも思い出せない。まだまだ若いのにレーガンと同じ道をたどるのは嫌だ!
嘘です。冗談ですよ。彼の名前は、村井嘉浩。
この一見何の変哲も無い熟年のホモサピエンスが、三木谷の野球チームと牛タンで全国的に有名な仙台市とは裏腹にだんだん存在感を薄くしていって名前も思い
出せない仙台市のある県(長いので、以下略して”みやぎ県”と表記します。)の新知事だ。
彼は、この選挙戦に自民党から出馬し、改革派知事として名を馳せた浅野氏率いる陣営の地味な候補と対決した。
この戦いで彼は、総選挙のときに吹き荒れた小泉旋風(風速17メートル・中心付近の気圧は452ヘクトラスカル。つまりアライグマが452匹。)を最大限
に利用して相手を打ち負かし、その栄誉ある地位を手に入れた。
だが、どうしてこのトヨタ方式で大量生産されるほどありふれた出来事である、新知事誕生物語が、歴史的出来事なのか?その理由は、一風変わった彼の経歴
にある。
彼は、なんと防衛大学出身の元自衛官。この元自衛官知事の誕生というのはというのが日本で初めての出来事なのだ。
しかし、これから彼はどのような県政をおこなっていくのだろうか?
経歴で人を判断してはいけないかもしれないが、自衛隊も防衛大学も普段の生活からあまりに離れているため、彼がどんな考えを持っているか我々普通の市民に
は非常にわかりづらいものがある。
なにしろ自衛隊というのは、いつもランニングしたり、入隊促進にモーニング娘を起用したり、スマトラ沖の津波の復興支援に護衛艦”たかなみ”を派遣した
りと、その特殊性では他の追随を許さない組織だ。
それに加えて防衛大学だ。そうあの、自衛官を養成するためだけに造られた事で有名な学校ですね。こちらも兵器を扱ったり、卒業式に総理大臣が挨拶にきた
り、授業を受けながら給料をもらえたりと、変な大学が多い昨今においても、その異彩ぶりはあまりに際立っている。
ちなみに、防衛大学でどんな事を学ぶかというと、その名の通り防衛ですね。
例えば、調理実習では、テンプラ油からイカゲソを防衛する訓練をしたり、裁縫の時間では、針から身を防衛する方法を学ぶという。
「こうして、ゴムの指サックをつけていれば、万が一の場合でも、指を防衛できる!分かったか!」
「はい!教官殿!」
閑話休題
繰り返すが、このような人殺しの道具と雪像の扱いに優れ、防衛にクビまでどっぷり使った知事がどのような県政をおこなうのか?
以下は、ぼくの勝手な予想だが、この新知事は、その自らの経歴をプラスに生かし、みやぎ県を防衛していってくれるのではないだろうか?
例えば、牛タンを牛肉輸入反対派から防衛したり、蔵王を山形から防衛したり、三陸海岸をリアスという名の外国人から防衛したり、運動が活発な事で有名なオ
ンブズマン(注・おんぶをしあう人たちの事)から用途不明な予算を防衛したりするのだ。
そう、こんな風に・・・
「知事!大変です!松島がゴミだらけになっています。」
「よし早速防衛だ!」
数分後松島
「なんて事だ。ゴミだらけじゃないか!?」
「はい。どうしますか?」
「もちろん、一掃だ!」
「了解!」
「全隊、攻撃準備!・・・突撃〜!」
ドカーン、チュドーン、ババババー
「任務完了!ゴミは一掃しました!我がほうの被害はゼロです!ただ、島が3つほど消滅しました!」
「よろしい!諸君!我々は今日もみやぎ県を防衛したぞ!」
「オーーー!」
2005.11.04
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