社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム☆ブッシュと金正日の仁義なき戦い☆

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 先週に引き続き、テポドン関連の話題をお伝えします。別にネタがないわけじゃありま せん。あしからず。

 さて、今週の議題は、テポドンに対するアメリカのリアクションですね。ご存知のように、アメリカという国はリアクションの達人であり、何かがおこると、 テレビのリアクション芸人を髣髴させる、下劣で大げさなリアクションを取る事で知られている国だ。
 歴史的には、真珠湾攻撃に始まり、ケネディ暗殺、イラクのクウェート侵攻、9・11、クリントンの不倫スキャンダルなど、そのすべてにおいて、大げさな リアクションで視聴者のウケを狙い、結果的に誰も笑わないので、逆ギレして、どっかの国へ攻撃を仕掛けてきたのだ。

 そんなアメリカが、あのテポドン問題を前に、また懲りずに大して面白くないリアクションを見せてくれたのだ。まず、テポドンに燃料が注入されるやいな や、政権筋のA氏が言った。
「うひょ〜〜!そんなことになったら、重大な結果を招くだけっすよ。マジで〜!」
その後、B氏はこのように語った。
「グワン、グワン、グワン!(意味は不明)テポドンが発射される前に攻撃しちまえ!!」
また、報道官のC氏は、記者会見で、こう話している。
「(転げまわる)ゴロゴロゴロゴロ(意味は不明)」

 余談ながら、日本のA外相も、このテポドン問題に関して、かなり熱心なリアクション芸をみせてくれたが、アメリカの関係者よりも、さらに意味不明で、さ らに面白くないので省略する。
(テッポド〜〜〜ン!!すぐに経済制裁だ!」ですよ。これは、さすがに、人に見せられないでしょう。)

 さて、そんな中、第2回対テポドンリアクションコンテストで、並み居る強豪をねじ伏せ、見事、審査員特別賞を受けたのは、米軍中央司令部のD氏のリアク ションだった。
「我々は、ED・・・いや、MD(弾道ミサイル迎撃システム)の実験に成功した。」
彼が、数分後に彼女と別れたのは言うまでもないことだが、それに次いで、驚きを持って世論に迎えられたのが、このミサイル迎撃実験の成功だった。

 ちなみに、ミサイル迎撃システムとは、アメリカが、日本に金を出させて開発した、飛んでくるミサイルを空中で打ち落とすというシステムのことだ。そんな こと本当にできるのかと思うが、アメリカの長年の研究と実験、そしてカンボジアのGDPを軽く上回る膨大な開発費の結果、かなり低い成功率をおさめている という。

この発言の真偽のほどは、別として・・・
「おいっ!!貴様!!アメリカが嘘をついているというのか?この非国民め!!日本人として恥ずかしくないのか!?」
まあ、そこの方。あまり、いきり立たないでください。こういう、2国間の緊張関係というのは、嘘と欺瞞と年齢詐称にあふれた情報戦であり、この程度の嘘な ど日常茶飯事なのだ。なにしろ、冷戦状態では、プレイヤーは自らの持つ知力の限りを尽くして、相手を欺き、出し抜き、騙しあわなければならないのだ。だか ら、アメリカは攻撃を示唆し、北朝鮮はミサイルで威嚇を行っているわけですね。意外かもしれないが、あのリアクション大会ですら、冷戦の戦略の一環なの だ。

 だが、ここで一つの問題が浮上する。冷戦は頭脳で行う戦争なのだが、非常に残念な事に、この北対米の冷戦のプレイヤーというのが、知性とウィットにあふ れた成熟した指導者ではなく、あのブッシュと金正日なのである。彼らの冷戦だなんて考えただけでぞっとする。


ブッシュ(以下ブ)「俺は、世界のスーパーヒーロー、ブッシュマン!!世界の悪をぶっ殺すのだ!バーン!バーン!・・・ほら、フセイン!お前死んだだ ろ!?」
フセイン(以下フ)「死んでねえよ!当たってねえよ!」
ブ「いや、当たったね!お前は、もう死んでいる!」
フ「ちえっ。」

金正日(以下金)「あっ、楽しそうだな!ねえ、俺も入れてよ!」
ブ「やだよ。ウゼえ!」
金「ウワーン!遊んでくれよ!仲間に入れてくれよぉ!」
ブ「やだって言ってんだろ!」
金「遊んでよ!遊んでよ!!」
ブ「うるせえ!ひっこんでろ!」
金「ウウ、ジョージのバカ・・・(ひきさがる)」

ブ「さあ、邪魔者はいなくなった。いくぞ!アフマディネジャド!今度はお前の番だ!バーン!バーン!」
アフマディネジャド(もうでてこないけど以下ア)「グアッ!!」
金「グスッ!ジョ、ジョ〜ジ!これ、なんだ!?」
ブ「あっ、それは!?」
金「そうさ!テポドンだよ!遊んでくれなきゃ、これをぶっ放すからね!ウウッ!」
ブ「おいおい、お前、ダメだよ!それは、俺のおもちゃだぞ!!」
金「お前が、遊んでくれないのが、悪いんだぞ。グスッ」
ブ「ダメだって言ってんだろう!ダメって言ったらダメだよ〜〜!!グスッ!!」
金「なんで、ここまでしてんのに遊んでくれないんだよ!?もういいよ。撃つからね!発射、10秒前。9・8・7・6・えーと5だっけ?」
ブ「こうなったら、最終兵器だ!!俺の必殺技!ミサイル防衛システム〜〜〜!!(腕を頭上で交差させる)シャキ〜〜ン!!」
金「・・・4・2・1・0。ひゅー、チュド〜〜ン!!あっ、当たった。」
ブ「ウウッ!何すんだよ〜!!痛いよ〜〜!お返しだ。ウワーン。ドカ〜〜ン!!」
金「ウワ〜〜ン。痛いよ〜。痛いよ〜。ママ〜〜!!ドカ〜〜ン!!」
ブ「ワ〜〜ン!!痛いよ〜!ママ〜〜!!ドカ〜〜ン!!」

 これは想定しうる、最悪のシナリオである。つまり彼らの冷戦が、人類の滅亡に直結するわけだが、両国の国家元首の知能指数を考えた場合、この想定は決し て絵空事ではない。
 では、我々は、どうしたらいいのか?この人類滅亡という最悪の事態を防ぐ事はできないのだろうか?

 じつは、そんなに難しくない方法で、これを止める方法がある。それには、とりあえず彼ら二人がおとなしくなればいいのである。
そのために、なすべきことは?
そう、このガキ二人を保育士にあずければいいんですね。この世界に必要なのは、優秀な保育士だ!
2006.07.08

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