社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム☆この国を想い小さな政府を創る☆

ホーム
コラム
辞書
プロフィール
政治運動
おまけ
リンク
メール
 知らない間に、この日本丸という船(不沈空母という意味ではなく)は、小泉船長に率 い られて、小さな政府の国へと大きく舵をきっていたようである。(しかし氷山はかわせず、哀れなディカプリオは海の底へ沈んでしまいました)
 ぼくが、この事実に気づいたのは、あの郵政民営化論議が国会で行なわれていたときだ。その席で、小泉首相率いる賛成派が盛んにこう主張していた。
「郵政民営化をやらずして、いったいどうやって小さな政府を実現するというのだ。」

 なるほど、確かに郵政民営化をやらずに、小さな政府を作るというのは、梅の実を使わずに梅干を作ろうとしているに等しい。ただし、小さな政府というの は、 本当に目的地にする価値があるのだろうか?本当にそこまで、素晴らしいものなのだろうか?
ぼくにはここが理解できなかった。いったい、何がそこまで小さな政府を渇望させるのだろうか。

 この彼らの、小さな政府に対するストーカーに近い異常な執着心を理解するには実際に小さな政府を見てみるのが一番手っ取り早いだろう。ぼくはタイムマシ ン で小さな政府が出来上がってる日本を見に行く事にした。

ぼく「ドク!タイムマシン貸してよ。」
ドク「やあ、マイケル。いや、マイケルJフォックスじゃなかったな。誰でもいいけど、今うちにタイムマシンはないんだ。映画にでてきたものを商品化する権 利は親会社にあるんだよ。だから、タイムマシンは今ユニバーサルスタジオジャパンにあるよ。」
ぼく「ありがとうドク。行ってみるよ。」

ぼく「ここが、USJか。さすがに、水がまずいな。それに使用限度を超えた火薬のにおいがプンプンする・・・おっ、タイムマシンがあった。早速未来へ行こ う。」

ブーン
ぼく「やあ、ついたぞ。ここが20年後の日本か。それじゃあ、どこにいけば小さな政府が見れるか、あの人に尋ねてみよう。すいません。小さな政府はどこで 見られますか?」
男「社会保険庁にいってみればいい。社会保障は大きな政府の象徴だから、どれほど小さくなったか分かると思うよ。」
ぼく「そうかありがとう。」

社会保険庁窓口
ぼく「すいません。年金制度についてお聞きしたいんですけど・・・」
職員「バブー。」
ぼく「すいません!」
職員「バブー。」
ぼく「なんだこれは、赤ちゃんじゃないか!?
近くにいた男「小さな政府だよ。小さいだろう?」
ぼく「確かに小さいけど・・・まあ、いい。隣は普通そうだから隣にいってみよう。すいません!」
職員「あっ・・・どっ、どうも・・・」
ぼく「年金制度についてお聞きしたいんですけど・・・」
職員「えっ・・・な、なんですか?」
ぼく「あなたこそ、なんですか?もっとはきはきしてくださいよ。」
近くにいた男「そいつ、気が小さいだろう。小さな政府だから優先的に雇ってるんだ。」
ぼく「まったくどいつもこいつも・・・まあいい、次だ。すいません!」
職員「なんですか?今、カップラーメン作ってるんですよ。これで麺が伸びたらあんたのせいですからね。」
ぼく「すいません。年金制度についてちょっとお尋ねしたいんですけど・・・」
職員「面倒くせえな。じゃあ、そこの書類に住所と名前を書いて。」
ぼく「あっ、はい。」
スラスラ
職員「言い忘れてたけど、ボールペンはインク0.1ミリで50円だからね。」
ぼく「なんて小せえ奴だ。」
近くにいた男「小さな政府だからな。」


2005.08.19


inserted by FC2 system