社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム ☆イラクに贈り物を☆

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 イラクという国、そしてイラク人という人々は大変である。恐竜が滅びてから最近ま で、サダム・フセインというひげオヤジに国を支配され続けた。しかも、このひげオヤジはただのひげオヤジでなく戦争好きのひげオヤジで、彼がイラクを支配 してる間だけでイラン、クウェート、アメリカ、火星、M−37星雲とさまざまな相手と戦争を戦った。
 当然のことながら、国は疲弊しきっていた。だが、そのフセイン体制も2003年のアメリカの攻撃をもって終わりを迎えた。だが、その代償はあまりにも大 きかった。アメリカがイラクを侵攻してきため、トマホークミサイルが年間降水量より多く降り注ぎ、そのアメリカに対抗せんとするテロリストたちが、ゲルマ ン民族の大移動に次ぐ歴史的な移動を開始し、気がつけば、イラクはテロリストの巣と化していた。
 テロリストのテロとアメリカ軍の報復攻撃で、沢山の無関係のイラク人が巻き添えをうけ死んでいった。かの地には、いつになったら安心できる生活がやって くるのか?

 そんなイラク人たちをかわいそうだと思うのは、先進国に住む人間の性というもので、ぼくですら、彼らを救うためなら、シューマイに乗っているグリーン ピースを抜いてもいいと思ってるくらいだ。いや、別に嫌いだから言ってるわけじゃないですよ。あしからず。

 とにかく、どっかの高校生たちもこの例に漏れなかったらしい。これは、もう2年ぐらい前の話だが、新聞にイラク人にサッカーボールを送った心優しい高校 生たちの話が紹介されていた。たしか、“戦争なんてやめて、サッカーをやって、平和的に相手サポーターとケンカしてください。”てな意味合いが込められて いたと思う。

 この手の話は、そこら中にあるので、別にわざわざ取り上げる必要もないのだが、ぼくには、このニュースがどうしても忘れられない理由があるのだ。
ありがちな話だが、このイラクに送られたサッカーボールには、高校生の書いた、当たり障りのないメッセージが書かれていたのだ。そして、その中に一つ忘れ ようにも忘れられないメッセージがあったのだ。
そこにはこうあった。
“FIGHT!”

「クソッ!アメリカ人の野郎。テロリスト掃討作戦とか言って、友達のナセルを撃ちやがった。フセインを追っ払ってくれたから大目に見てたけど、もう許せね え!これから、アメリカ軍の基地に攻撃を仕掛けてやる。」
「落ち着きなさい。あなた。相手はアメリカ軍なのよ。勝てるわけないじゃない。」
「パパ、ママ。日本からサッカーボールが送ってきたよ。」
「ほら、日本人はきっとこう言いたいのよ。“戦いなんて無意味なんだから、サッカーでもして平和に生きなさい”。とにかく、アメリカ軍と戦うなんて誰も望 んでいないわ。」
「そうだな。日本人の言うとおりだ。俺が間違ってたよ。いやっ、待て。ここになんか書いてあるぞ。“FIGHT!”・・・おいみんな武器を持て!アメリカ 軍と戦うぞ!」

2005.6.3

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