壊滅的なハリケーンがアメリカを襲ったとき、アメリカ大統領にして米軍最高司令官で
ある、ブッシュ大統領はこう語ったといわれている。
「ウェールズって何州にあるの?」
いや、違った。これは、彼がウェールズの有名人にあった時に、うっかりと自分のナメクジばりの知性を垣間見させてしまった時の言葉だ。
ちなみに意外だろうけどウェールズにもちゃんと有名人がもいるんですよ。例えば、ほらライアン・ギグス(サッカー選手)とか、他にもライアン・ギグス
(サッカー選手)や、後はライアン・ギグス(サッカー選手)ですね。
閑話休題
ブッシュが本当に発言したのは、こっちのセリフだ。
「今回の打撃をみて、オサマ・ビンラディンは喜んでるに違いない。奴にそれは間違ってるという事を思い知らさなくては!我々はテロに屈しない!」
歓声(オー)
ブッシュコール(ブッシュ!ブッシュ!ブッシュ!)
続いてアメリカ国歌。独唱は愛国者で知られるブリトニー・スピアーズ(ザラーンドオーブザフリーイーエッエッエーンドザーホームーゥーザブレー!?)
この事例を見ていただければ、あなたの頭におのずと疑問が浮かんでくるはずだ。そう、なぜブリトニー・スピアーズがトップスターなのかですね。それは、
おそらく宇宙の創造主のお茶目ないたずらなのではと言う説がその手の学会では一般的のようだ。
さて、謎が一つ解決した所で、もう一つ疑問が浮かんでくるはずだ。”ハリケーンとビンラディンになんら関係がないのは、バックスバニーにも分かりそうな
ものなのに、どうしてこいつはこうも結び付けるんだ。”と。(もちろん、テロリストが爆発によって二酸化炭素を放出し、地球が温暖化させ、その結果ハリ
ケーンが起きた可能性はないとも言い切れないが、おそらくないでしょう。)
今回に限らず、ブッシュには、すべての物事をテロと結びつけて、国民にテロと戦おうと呼びかける傾向があるように思える。
例えば、しばらく前に彼がアメリカン・フットボールという身長2メートル前後の男達が肉体と肉体をぶつけ合うスポーツのうち相撲でもホモビデオでもない
ものをテレビ観戦中に、プレッツェルを喉に詰まらせ失神してしまうという文字通り大事件が起きたのを覚えているだろうか?この時ですら、彼はそれをテロリ
ストの仕業と思い込み、対テロ法案(通称・愛国法)を行使し、プレッツェルを作った会社の捜索まで行おうとしたというではないか。
それだけじゃない、ホワイトハウスの前にスーツケースを持っていた中国人が立っていたときもテロだと思ったし、ディクシー・チックスが「大統領と同じテ
キサス出身で恥ずかしい。」と発言したときももちろんテロだと思った。
マイケル・ムーアが”華氏911”を撮った時もテロだと思ったし、日本が牛肉の輸入を再開しないのもテロだと思ってる。
ここまで来ると、ある種の病気なのではないかと、疑いたくもなるが、おそらく実際に病気にかかってるのだろう。そうあのエイズと並ぶ不治の病として、有
名な”all about terrorism henry's disease”(日本語名・ヘンリーのテロ病)だ。
この病気にかかると、すべての出来事がテロリストと関係あるように思えてしまうらしいのだ。ブッシュは、だからこんなにテロ、テロ叫んでるんですね。
この病気はこのまま病状が悪化していくと、自分以外のすべてがテロリストしいてはオサマビンラディンに見えてしまうようになってしまう。すると、どうな
るか?
もちろん、「我々はテロに屈しない!」と叫んで、それこそ蚊取り線香を含めた、あらゆるものに核攻撃を仕掛けてしまうようになるのだ。
この最悪の事態を回避するためには、なにか手を打たなければならない。だが、治療しようと思えば、医師がテロリストに見えるし、大統領職を辞してもらお
うとしても、残念ながらアメリカ国民の過半数(もしくは選挙管理委員会のほとんど)もこの病気のため、彼がおろされる事はまずない。
では、どうするべきなのか?この答えは、まだ見つかってない。もしこの病気の治療法を見つけたものがあれば、間違いなくノーベル医学賞と平和賞のダブル
受賞となるだろう。
しかし、急がなくてはならない。今、こうしてる間にも、彼の病状は刻々と進んでいるのだ。すでに、ぼくですらテロと関係があると、疑われてるほどだ。早く
しないと、米軍を使って攻撃を仕掛けてくるとも限らない。急いで・・・
ドカーン!
2005.10.07
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