社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム ☆キムウォーズ☆

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 ここのところ北朝鮮の核を巡る動きがやたらとめまぐるしい。ある日は、核を持つ意図 が あるというが、翌日には、すでに核兵器を持ったに変わっている。その次の日にはやっぱり持ってない。次の日は300発持ってる。その次は、核実験を行なう 予定がある、そしてその次の日には核戦争が始まってるというように、ニュースに一貫性がなく、見てるほうからすると、なにが本当でなにがブラフなのかまっ たく分からない。もしかすると、核兵器保持も、核開発も、金正日のサングラスも、喜び組も、すべてブラフなのかもしれないが・・・

 まあ、持った持たないの話は、たとえ分からなくても毎日のようにニュースで触れ合えるから、ほっといてもいいとしても、(右翼のみなさまへ:別に日本が 攻 撃されてもいいというわけではありません。お願いですから爆弾を送ってきたりしないでください。)北朝鮮がなぜ、核兵器を持とうとしてるのかは、意外に知 られていないのが現状だ。ニュースでは報じられていないが北朝鮮には、核兵器を持ちたがるきちんとした理由があるのだ。

 それは、すべて金正日の執務室から始まった。
ある日の午後、その日もいつもと同じように彼の側近達は、将軍の顔色を窺いながら、脱北者に重い強制労働をさせるための手続きや、怪しい人間の電話盗聴と いった非常に重要な仕事をこなしていた。
しばらくすると、それまで衛星放送でスターウォーズ全作品を通して見ていた、偉大なる将軍様が側近たちに言った。
「やっぱり、スターウォーズは面白いな。よし、これからスターウォーズごっこするぞ。」
だが、側近達は金正日を見て、愛想笑いをするだけで、すぐに仕事に戻っていった。金正日は目に見えて不機嫌になった。
「ほら、やるぞ!誰か早くライトセーバーを持ってこい!俺は、ルーク・スカイウォーカーだ〜!」だが、側近達は誰一人のってこない。
「将軍様。申し訳ありません。ただいま、私たちは国のため党のために重要な仕事をしてるところなのです。申し訳ありませんが、スターウォーズごっこはまた 今度に・・・」
「なんだと!スターウォーズごっこをしないなんて、お前は、南のスパイだろ!」
「将軍様、分かってください。最近不満分子が多いので仕事が多いのです。」
「そうか、じゃあ別の奴を探すか?海外の奴らはどうだ?」
「今は、みな対テロ戦争で手一杯ですよ。」
「遊びたいよ!遊びたいよ!」
「分かりました。将軍様!世界中の関心を我々に向けさせればいいのです。」
「そんなことできるのか?」
「核兵器を持てば、関心を持ってくれますよ。それに、攻撃すると脅せば、遊んでくれるかもしれませんよ。」
「そりゃあ、いい!早速核開発の準備だ。」金正日は執務室を飛び出していった。

「やれやれ・・・やっといったよ。」側近達の一人が言った。「スターウォーズごっこなんてダサくてできるかっての。自分をいくつだと思ってんだよ。」
「まったくだよ。でも、外国人を核兵器で脅しつけて将軍と遊ばせるなんていいアイデア思いついたもんだな。」
「ああ、我ながら上出来だよ。さあ、早くロードオブザリングごっこの続きやろうぜ。」

 こうして、北朝鮮と金正日は核開発の道をひた走っているのだ。奴らが、やたらとブラフをはるのも、関心を持ってもらうためと思えば妙につじつまが合う。

 スターウォーズごっこをしたら、核開発をやめるというなら、ぼくが喜んで北朝鮮に出向き、遊んでやろうじゃないか。ただし、ルーク・スカイウォーカーは 譲 れない。奴などジャバ・ザ・ハットで十分だ。

2005.06.24
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