一言メモ・株とは?
火星人が発明したとされる5つの不可解物質の1。(ちなみに、他の5つには議会制民主主義などがあげられる)安く買って高く売ったりして金儲けできる。
イギリス人のジョン・スミスが株というものをこの世に生み出してから、600ゆう余年。今、日本は空前の株ブームに沸いている。
その沸き方は尋常ではなく、沸きすぎのあまり、摂氏300度を超える蒸気が大量に空気中に放出され、その熱気で海温が4度ほどあがり、南極の氷がとけ、
フィジーとかモルディヴとかタヒチとかいう金持ちが年末年始にかけて遊びに行く行楽地のほとんどが海に沈むほどと言われている。つまり、それほど株ブーム
に沸いているのだ。
老若男女問わず皆株に手を出し、油揚げと炊いては夕食のおかずに食べている。あまりの需要に、土のあるところすべてカブ畑に変わったが、それでも聖護院
かぶらなどは、入荷が3年待ちときている。
さて、なぜこんなに株が騒がれているかというのは、さほど難しい質問ではない。
だってそうでしょう。誰だって、”ちょっとパソコンをいじるだけで数億!”とか”できる男は株で儲けろ!”とか”普通の専業主婦だった私が株で勝ち組
に!”とか”団地妻株に悶える”とか言われたら、誰だって株に手を出すに決まってる。
現にぼくもよく携帯を使って出先でこんな会話をしている。
ぼく「だから、何度言ったら分かるんだ!298円で買え!298円だ!それ以上は、ピタ一文も払わんぞ!いいか!298円で買えるだけ買ってこい!いい
な!これを逃したら、次のチャンスはないぞ!分かったらさっさと買って来い!」
近くにいた男「ほほう。株ですか?実は私もね・・・」
ぼく「いや、トイレットペーパーです。」
閑話休題
こうして、皆がこぞって株を買い、株式市場が賑わい、それを呼び水にまた皆が株を買うというわけだ。だが、世の中にはその波に乗れずに、株で大金持ちに
なった奴を横目に、指をくわえているだけの人間もいる。株はやってみたいけど、どうやったらいいの?という人たちだ。
だが、ご安心ください。今日は、”ウォール街の鐘つき男”とあだ名されたこのぼくがじきじきに株取引の方法をレクチャーしよう。これを読めばほんの
2〜3分でカンボジアのGDPに匹敵するほどの金額を稼ぎ出すようになるだろう。題して、”2分後からはじめる株入門”。
株取引の仕組みはとても単純だ。まず、適当な銘柄の株を選び、証券会社に仲介してもらい株を買う。今は、インターネットでも株が買えるので、とても簡単
に取引できる。そしたら、その株が高くなるのを待って売るだけだ。ね、単純でしょう。
これを、応用するだけで様々なテクニックが使えるのだ。その中でも、最も儲けが大きいのが次の技。みずほ証券が誤発注するのを待ち、ご発注したと同時に
株を購入し、値が高くなったときに売る方法だ。
この方法を使えば、たったこれだけで、5〜6億。場合によっては、10億超の金があなたの懐に入ってくる。現に、この前の誤発注の際には、無職の男がこ
の方法で20億も手にしているのだ。
さあ、そうと分かったら、いますぐに、パソコンの前に座って、株を買おう!その先には、きっとばら色の世界が待っているはずだから・・・
おっと、いけない。一つ言い忘れてました。株取引で億単位の儲けを出すには、少なくとも数億円は投資しなければ儲けは出ない。前述の無職の男だってジェ
イコムに40億も投資したのだ。まあ、40億とは言わないけど、はじめての人なら、1億が相場ですね。
ほら、そうときまったら、早く1億円分買ってきてください。その先には、きっとばら色の世界が待っているはずだから・・・
おすすめの有望株〜これを買わないあなたは絶対損をしてますよ〜
(なお、明日になったら、紙切れになってる場合がございます。)
ヒューザー 今や知る人ぞしる話題騒然のヒューザー。人気のわりに株安。これから上がるのは確実
木村建設 同上
渇ニ付架上借 名前からして株価が上がりそう。
ハブの卵 投資大歓迎。株主優待なし。
2005.12.23
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