我らが小泉・早く辞めやがれ・純一郎が、数々の問題をかかえた靖国神社に参拝し(ちなみに最大の問題点は、九段坂というどこにあるか分からない土地にあ
るため、首都圏以外の人間には、木星以上に到達困難な事。)中国や、中華人民共和国、PRC、中国人、中国共産党、王威駐日大使から、激しい非難を浴びた
とき、彼が取った行動は、批判を受け止め自らの意図決定に生かすという、民主主義的なものではなく、批判を非難するという大変大人気ないものだった。
しかも、そのときに持ち出した論理というのは、あろうことか、心の問題という木星人にしか、意図を伝える事のできない酷い代物だったのだ。
「靖国参拝は心の問題ですからね。人の心の問題について、どうこういうというのは、これは、良いことではないんじゃないですかね。」
この発言で、内外の王威駐日大使から、激しい非難を浴びたのはいうまでもない事だが、一方でこれを支持する人々も現れた。その代表格となるのが、ぼくで
ある。
こんなことを言ったら、これまで、懲りずに、このくだらないコラムに付き合ってくれた方々なら、クビをひねられる事だろう、(180度以上回転する方
は、悪霊がとりついてる可能性がありますので、すぐにエクソシストに診てもらいましょう。)「おいおい、らしくないじゃないか?」と。
確かに、ぼくは、これまで事あるごとに、詭弁ばかり口にし、嘘ばかりつく小泉を罵り、軽口野郎とか、詭弁宰相とか、パチンコ屋の宣伝カーとかヒューザー
の小嶋等とあだ名してきた。
しかしながら、この心の問題発言だけは、どうしても詭弁とはいえない。なぜなら、この言葉は確かな論理性を備えた、反論の余地の無い素晴らしい言葉だと
確信しているからだ。非常に残念な事ながら、何人たりとも、この言葉を武器に小泉を攻め立てることはできないのである。
どういうことか、簡単に説明しよう。この発言での小泉の言い分は、以下の通りである。
「中国人のたわ言なんかきいてられっかよ!ラーメン食って寝な!」
しまった。これは、彼が隠しておきたい本音のほうでしたね。ぼくらが、ここで扱うのは建前のほうです。本音じゃありません。
気を取り直して、彼の建前の論理は以下の通りである。
”靖国神社を参拝することは、自分の心が戦没者に感謝をささげるという気持ちを持ったということであり、これは純粋に心的な感情であり、これを批判すると
いうのは、心情の自由を否定する、非人道的な行動。”というわけだ。
この話を聞くと、まず”心とはいったい何で、どうやって人体に影響を及ぼすのか?”という、人の頭をパンクさせる以外に何の有用性の無い哲学的命題を思
い出さずにいられない。心の問題を持ち出すならば、この命題には当然答えを出さねばならないからだ。しかしながら、悔やまれる事に、小泉の頭がパンクして
いないところを見ると、彼にそんな事を思い煩った形跡は無いですね。
さて、そんなことは放っておいて、先に進もう。小泉の論理に従えば、ある行動の元が心の問題であるならば、その行動を非難するのは、心情の自由を侵した
非人道的行為になるので、誰も非難する事はできないのである。しかし、我々が皆、自由に意図決定を行なえるという点を考慮すれば、すべての行動は、心の問
題といえる。ということは、どんな行為であっても、それは心の問題なのだから、誰からも、非難を受けることはないのである。
具体例をみてみよう。それは、まだ、小泉に妻がいたころの話だ。
売れない息子を身ごもったため、具合が悪くなった妻が、仕事を早退してくると、「選挙で当選するのが君の仕事」という豪気な社長の経営する「いろいろカ
ンパニー」の社員で勤務実態のなかった小泉がベッドで横になっていた。
「おかえり。」小泉の顔は引きつっていた。「は、早かったな・・・」
「具合が悪くなったので、早退したのよ。あなたも具合が悪いの?」
「あっ、ああ、まあな・・・」
「まあ、いいわ。私もそこで横になってもいい?」妻が言った。
「そっ、そこって、このベッドの事か?いっ、今か?」小泉は、明らかに動揺していた。
「何よ。私が、ベッドに入っちゃまずいって言うの!?」
「まずいってこと無いけど・・・でも、俺のはウイルス性の風邪なんだ。うつったらまずいだろう。向こうの布団で寝てこいよ。」
「あら、そう。分かったわ。おやすみ。」妻が出て行こうとしたとき、布団の中から女の声がした。
「はっくしょん!」
妻は振り返った。「ちょっと。今の何?」
「な、何って?お、お、俺のくしゃみだよ。俺の風邪は、くしゃみが女の声みたいになる病気なんだよ。ほら、はっくしょん!」小泉は、女の声色を必死にまね
た。
しかし、騙されるような、妻ではなかった。小泉のベッドに近づくと、彼のかけていた布団を、引っぺがした。すると、そこにはお隣の奥さんである、A子さん
(仮名)が、うずくまっていた。
「ちょっと、あなた!何やってるのよ!!」妻は激昂した。「私の留守に、こんな女を連れ込んだのね!信じられないわ!このダメ亭主!!何がライオンヘア
よ!!」妻は怒りのあまり泣きじゃくり、近くにあった、電気スタンドを小泉に投げつけた。
すると、小泉はそれを冷静によけると、小さくつぶやいた。「不倫は、心の問題ですからね。人にとやかく言われるものではないと思います。」
つまりこれからは、人を殺そうが、強盗をしようが、人の玄関先で犬に糞をさせようが、ピーマンを残そうが、風呂に入るのを拒否しようが、おばあちゃんを
虐待しようが、不倫をしようが、痴漢をしようが、裸にコートを羽織って人前で前だけはだけようが、エスカレーターで盗撮しようが、かわいいあの娘を家まで
つけまわぞうが、すべて、心の問題であるというだけで、許されるのだ。
どうです?素晴らしすぎるじゃないか!心の問題!
2006.05.26
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