社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム☆テポドン2〜恐怖の巨大生物〜☆

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正午のニュースをお伝えいたします。
まず、ヤンキースの松井秀樹がなんちゃらかんちゃらなんちゃらかんちゃら。
次は、北朝鮮関連のニュースです。その手の情報筋によりますと、なんでも北朝鮮政府は、新型のテポドンへの燃料注入を完了し、いつでも発射できる態勢を整 えたとの事です。もし、これが発射された場合、東京株式市場の下げ幅が今年最大になるという、最悪の事態も考えられます。そうなる前に、麻生外相に投票し て、経済制裁を行いましょう。
正午のニュースをお伝えしました。

 なんとも、奇妙な出来事が現実に起こってしまったことだろうか。そう、もちろんNHKの大リーグ偏向報道のことですね。松井の容態を聞かされ て我々は何をすればいいのか!?

 さて、それと同時に、我々が気にせずにいられないのが、テポドン問題である。なんでも、あのテポドンが、ついに発射台にのぼり、ボタン一つで飛び出せる ようセットされたというのだ。しかも、今回のものは、以前のテポドンから、かなりの技術革新がなされ、特にその射程距離の点で著しい進歩が見られるとい う。李朝時代のテポドン1号からの伝統であった、短い射程距離もついに撤廃され、今度のは、なんと、遠くアメリカのアラスカまで届くようになったというの だ。まさしく技術の進歩は諸刃の剣なのだ。
 まあ、とはいっても、北朝鮮がもし本当に攻撃するんだったら、わざわざアラスカまで飛ばさなくても、日本に、アラスカよりはるかにアメリカ的な、米軍基 地や佐世保アメリカ村が山ほどあるから、そっちを攻撃したほうが簡単でしょうけどね。
つまり、そう考えた場合、このテポドン問題は我々の生死を左右する、まさに死活問題なのである。

 ちなみにテポドンとは、古代北朝鮮に住んでいた金正日少年の、「お前、その頭何とかしろよ!気持ちわりい!」と罵られ続けた恨みが、空気中で放射性廃棄 物(六ヶ所村産)と結合し、地上に降り立った巨大生物のことである。身長は40メートル。体重400トン。座高39メートル。体の色は蛍光ピンク、頭の赤 いリボンがかわいいと評判らしい。得意技は、「あいつは死んだ!」「彼女は日本に帰りたくない。」と言う”嘘八百”。

 さて、テポドンは発射台の上であり、しかも、そのボタンを握っているのが、あの(!)金正日である事を考えると、非常に恐ろしい話なのだが、(奴の事 だ。発射ボタンを、パソコンと間違えて押したり、その時の気分によって押したり、007における自分の役割にイライラして押したり、自分の性的欲望を満足 させるために押したり、痔の薬と間違えて押したりするのも、かなり現実味がある。)しかし、あまり怖い怖いと言っていると、安倍晋三の支持率が伸びるだけ なので、この話はこの辺で切り上げ、ここからは、どうして、北朝鮮が、こんなことをしてるのか考えてみましょう。

 先制攻撃か、それとも単なる威嚇か、はたまた自分のモノの小ささをごまかすために、わざわざミサイルを用意して民衆に「将軍様のはテポドン級だ!」と思 わせたいだけか?様々なことが、様々なところでささやかれているが、実際はどうなのだろうか?
 これを知る一番の近道は、もちろん彼に直接聞いてみる事なのだが、残念ながら、金正日にインタビューなど、到底できない注文だ。事実、ぼくは前世で、金 正日にインタビューを試しみて暗殺されている。(1996年のこと。”ウインナーソーセージはお好きですか?”と訊ねたのがまずかった。)

 というわけで、今回もまた、我々は憶測と偏見、そしてなによりも差別的感情を最大限活用して、それぞれの主張を地道に検討していくほかないのである。そ れでは、さっそく番号をふって、一つづつ可能性を見ていくことにしましょう。

1・先制攻撃説
 北朝鮮は、最初からこちらを攻撃する気であり、シンドラー社のエレベーターで事故がおきた等、適当な理由ができたら、早速テポドンを打ち込んでくるだろ うという説である。そうなった場合、アメリカあたりが、攻撃の理由ができたことにかこつけて、北朝鮮を完膚なきまでにぶちのめすと考えられるので、北側に してみれば、これは玉砕戦法と言ったところだろう。、
 しかし、あそこまで露骨に体制維持に走る、金正日政権が玉砕戦法を仕掛けるというのは、考え難い。思うに、彼は自らの理想のために死ねるほど立派ではな い。

2・威嚇説
 これはもっとも多くの識者(一般市民を見下せる人の事)の間でささやかれている説であり、彼らによると、金一派は、テポドンで弱腰日本を脅して、自らの 思い通りに事を進めようという卑劣で悪質で陰険な戦法にでてきているというのである。ちなみに彼らによる、この威嚇に対する最強の対処法は、靖国参拝らし い。

3・○○○説
これは、おそらく彼のウインナーソーセージ・・・
バーン
くそっ、また撃たれた!!これで3週連続だぞ!!ネタ切れだと思われるじゃねえか!!

閑話休題

 こうしてみると、1番は説得力に欠け、2番は面白みにかける事がよくわかる。すると、答えは必然的に3番の○○○説になるのだ。そう、このテポドンは結 局、金正日が自分を強く見せるためのパフォーマンスでしかないのだ。
 しかし、創世記に出てくる「俺注射好きだ!」と宣言する小学生のように、自分を強くみせようと強がってる人間というのは、結局、自分の弱さを隠そうと躍 起になってるにすぎない。つまり、金正日も、それと同じで、テポドンを誇示するのは、結局、自分の弱い部分から目をそむけるための、そして目を背けさせる ための方便でしかないのではないだろうか?(その点では、アメリカが世界の最貧国アフガンや、過去の男フセインを攻撃したのとも、共通点がうかがえる。)
 しかし、強がってる人間というのは、結局最後には、どんな人より、か弱く見え、哀れに見えるものだ。金正日も今はせいぜい、強がっていればいい!!最後 にメッキが剥がれたときには、ウインナーが丸裸になるに決まっているし、その時に恥をかくのは彼なのだ。

 そうそう、ブッシュと金正日の関係と言えば、もう少し興味深い話があるが、長くなるので次回にする。中途半端かもしれないが、今回は、とりあえずオチ だ!

(オチ)
実は、私のもテポドン級です!(強がってませんよ。)

2006.07.01
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