社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム☆盗聴し〜ましょ!☆

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 すでに昨年の話になってしまったが、アメリカで盗聴事件が発覚した。しかし、これは ヒラリー・クリントンがビルの浮気現場を押さえるために行っていたのではない。あしからず。
 この盗聴を行っていたのは、キャプテン・ブッシュと彼の率いるチーム”ホワイトハウスの頭髪後退者”(ヘッドコーチは、アル・フライシャー元ホワイトハ ウス報道官)。彼らはテロ対策と称してテロ容疑者と見られる人物の電話を繰り返し盗聴していたのだ。ちなみに、テロ容疑者と見られる人物とは、成人したア ラブ人のことである。

 この問題が明るみにでてから合衆国議会は大騒ぎになった。ブッシュの責任を追求する民主党員ともみ消そうとする共和党員の間で激しい争いが起こったの だ。議場ではいかがわしい野次が飛び交い(「お前のよりネズミののほうがまだでかい!」とか)暴力行為が横行、普段何をしてるのか分からない大仁田厚議員 がここぞとばかりにジャイアントスイングをしかけるという荒れっぷりだった。
 しかし、この混乱は、裏を返せばブッシュ陣営がそれほどあせってるという事を意味した。なにしろ状況は、あのリチャード・ニクソン大統領の盗聴を、ロ バート・レッドフォードとダスティン・ホフマンという新聞記者がすっぱぬいたウォーターゲート事件そっくり。ブッシュ陣営は、ブッシュがウォータゲートで 辞任したニクソンの二の舞になることを恐れて必死の悪あがきをしているようだった。
 これは、ブッシュの最後を予感させ、多くのブッシュ嫌いに密かな期待を抱かせた。早く辞めろ!

 だが、年が明けてみるとどうだろう。議会の混乱は消え、ブッシュを追及する声はどこへやら。盗聴など始めからなかったかのように、彼は相変わらず石油メ ジャーと二人三脚をしている。
 なぜ、こんなことになったのか?これには、多くのブッシュ嫌い、そしてとりわけニクソンが憤慨した。盗聴しといてなんの追及もされないなんて、俺の辞任 はなんだったんだと。
 この件が問題にならなかったのは、釈明を求められた時にブッシュがだしたコメントのおかげである。曰く盗聴は「テロと戦うために絶対必要だ!」。このコ メントをうけ、戦争してまで他国に自由を広げるアメリカ人は、自由よりテロに勝つことが先決だと納得し、彼らの盗聴を許したのである。どうも最近のアメリ カ人はテロとの戦いに必要といえばなんでも許してくれそうだ。

男「ぼくと付き合って?」
女「え〜。キモくてウザい。絶対イヤ。」
男「君とぼくが付き合うのはテロとの戦いにはかかせないんだよ。」
女「じゃあ、付き合うわ。」

閑話休題

 こうして、テロとの戦いにおける盗聴の必要性を訴えたホワイトハウスの頭髪後退者は再び盗聴を続ける事が可能になった。そして、今日も彼らはテロに打ち 勝つべく盗聴を続けている・・・

ここはホワイトハウス。今日もブッシュとその仲間が政策について話し合っている。
チェイニー「・・・ですが、どう対処しましょうか?」
ブッシュ「牛肉をミサイルと一緒に送ってやれば、日本もすんなりと受け入れてくれんじゃねえ。」
チェイニー「それでいきましょう。では、今日の議題は以上です。」
ブッシュ「ふう、やっと終わった。さあ、早く盗聴しようぜ。一日じゅう待ってたんだ。」
チェイニー「そうですね。おい、ドン!早く準備しろよ。」
ラムズフェルト「はい。えーと、ではヘッドホンをお付けください。後はスライドだな・・・では、はじめましょう。始めはニューイングランドのシャキラ・イ ブラヒム。22歳、女性です。」
カシャ(スライドに写真が映る)
ブッシュ「おー、なかなかいい女じゃねえか?」
チェイニー「家のカミさんなんか目じゃねえな。」
ラムズフェルト「ええ、これが声もかわいらしいんですよ。」
TRRRRR
”もしもし?リズ?シャキラだけど・・・”
ブッシュ「いい声だな・・・」
”こないだアブドラがね〜・・・”
ブッシュ「あーいいぜ。」
”そしたら彼ったら、こう言うのよ・・・”
チェイニー「うー、あー。」
”そんなことないわよ!”
ブッシュ「イエス!イエス!イエス!」
ガチャ!
ローラ「ちょっと、あんた達何やってんの!?」
ブッシュ「(チャックを上げながら)ロ、ローラ!入ってくんなって言っただろう。」
ローラ「ちゃんと、説明してもらいますからね。」
ブッシュ「あー・・・盗聴は、テロとの戦いに必要なんだよ。」

2006.01.28

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