社会風刺ユーモアコラム〜ハブの卵〜

コラム☆ヨシロー先生☆

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 教育基本法の改正が進められている。
その旗振り役は、「日本は天皇を中心にした神の国。」や「レイプする人は元気があっていい。」など、数々の流行語を生み出したことで、渋谷の年寄りの間で カリスマとあがめられる、森義朗元総理大臣(B.C45678年〜現在)である。

この改正にあたる、彼の言い分は、以下の通りだ。

 戦後になって、教育現場において、教職員組合が台頭し、偏向教育を行って、公に奉仕する精神を軍国主義につながるからと排除してきた、その結果、人々の 心は荒廃し、学校は荒れ、小学生が犯罪を犯し、子どもは親を殺し、若者は電車で化粧をするというような、信じがたい事が次々に起こっている。だから今こ そ、子ども達に道徳心や愛国心など心の教育を施し、お国のために死んでもらう・・・やべっ、これ言っちゃいけねえんだった!また失言しちまっちたよ。いけ ねえ、いけねえ。
そうじゃなくて、命が大事だとか、親を敬えとか、兄弟仲良くとかいう大切な事をこの日本に取り戻したい。
とまあ、こういうわけですね。

 まあ、毎度の事ながら、この彼の意見は、お先の短い年寄りの方々が、昔懐かしさから若者を生贄のヤギにするという、おなじみの内容であるのだが、相変わ らず年寄りや保守派からは絶大の支持をえている。何を隠そう、ぼくの継父で、保守派で有名なイニャストラフ・セルディンスキー(ダルメシアン)も、この森 の考えに賛成のようで、毎日毎日、犬歯むき出しで、ぼくに賛成しろと迫ってくるのである。

 しかしながら、ぼくは、ビール片手に野球観戦が趣味という典型的若者の一人として、これに賛成するわけにはいかない。上述したように、これは、世の中が 悪くなった原因は、髪がふさふさしてたころから国を動かしてきたはずの自分たちにはまったくなく、すべて若者が悪いのだとするものだ。つまり、若者に責任 を転換するという、なんともあくどい方法であり、我々は、これに屈してはならないのである!若者よ!立ち上がれ!いつまで年寄りにバカにされるのか!?今 こそ、年寄りから力を奪い返・・・バーン!

うわー、玄関先に銃弾が!イニャストラフの奴だな!畜生め!今日のエサはなしだ!!

 まあ、その他にも、”心の教育をしていた戦前は犯罪が少なかったのかもしれないが戦争で人いっぱい殺してんじゃん”とか、”愛国心だらけのアメリカは日 本よりはるかに犯罪率が高いじゃねえか”など、様々な突っ込みどころがあり、そのままTVゲームソフト”森義朗の突っ込みゲーム”(その名の通り、森の言 葉につっこみをいれるゲーム。的確なつっこみをいれると高得点。)として、売り出せそうなのだが、これ以上批判を繰り返すと、右翼やイニャストラフに睨ま れて怖いおもいをすることになりそうなので、その辺の批判は、もっとちゃんとした方々にお任せする事にする。ご了承ください。

 さて、人々が戦っている間に、我々は、この問題のもう一つの問題点に焦点をあわせてみよう。
それは、森などの政治家に教育を語る資格はあるのか、という問題だ。ご存知のように、政治家という人種は、すべての生物種のうち、もっとも口だけの動物と して知られている。(ちなみに、2番目に口だけな動物は、ぼくのようなコラムニストである。)戦争にしても、商売にしても、路上駐車にしても、自分たちは 何もせずにふかふかした椅子の上から叫んで、手が汚れるような仕事は全部下々のものに任せるのだ。
 教育基本法もこれと同じで、森なんかは、あれを教えろこれを教えろと声をかけるだけで、子どもと直接触れ合って、何かを教えるという事はないのである。 そんな彼らに、子どもの教育がどうのこうのとはたして言えるのだろうか?
 もし、彼らが、国のために死ぬ人間を育てるというのではなく、本当に本気で子どものことを考えているのであれば、もっと自分の手足を動かして、子どもと 触れ合うべきなのだ。少なくなくとも、国会で大きな子どもを相手にしてるよりは、よほど子どものためになるであろう。

では、もし、森が本当に子どもを育てるべく、教師になったとしたら、いったいどういう授業を行うのか?ちょっとだけ覗いてみましょう。
チラッ
「キャー、のぞきよ!!のぞき!!」
「おいおい、男風呂をのぞいて何が楽しいんだ?」

閑話休題

生徒「起立!礼!着席!おはようございます!」
森「おはよう。みんな知ってると思うが、前任のよし子先生が君が代を歌わずにクビになったので、今日から私が君達の先生です。私の名前は、(黒板に名前を 書く)森義朗と言います。」

1時間目 国語
森「今日は、正しい質問の仕方と、その応対について勉強しましょう。それでは、まず私がよい受け答えの見本を見せるから、誰か質問してください。じゃあ、 出席番号1番の田中君!」
田中「えーと、先生の好きな食べ物は、なんですか?」
森「・・・」
田中「じゃあ、好きな言葉は?」
森「・・・」
田中「好みのタイプは誰ですか?」
森「・・・」

2時間目 社会
森「今日は、日本の交通について、学びましょう。山田さん、金沢から東京に行くには、どうやって行くのが一番近いですか?」
山田「えーと、特急で越後湯沢まで行って、そこから新幹線で東京へ・・・」
森「残念外れです。実は、もうすぐ直通の新幹線ができるので、それが一番早いですよ。それもこれも、全部私が作ったものです。」
山田「でも、お父さんは、新幹線ができたら、在来線が減って市民の足がなくなるって言ってましたよ。」
森「何言ってるんですか!?大切なのは、東京から観光客が来やすくなることです。市民の足なんか知ったこっちゃねえ!」

3時間目 体育
森「よしこ先生がどんな授業をしていたか知りませんが、私の体育は、1にゴルフ、2にゴルフ、3、4がなくて、5にゴルフです。では・・・(パコーーン) ナイスショット!!」
TRRRR
鈴木「先生電話です。」
森「はい、森です!何!?えひめ丸が、潜水艦とぶつかった!!なんてこった・・・もう1ラウンド回ってからでいいか?」

求職、もとい給食
森「みんな、知ってるかね?サッカーの日本代表は、アウェーで韓国に勝ったことがないんだよ。」
中田「いや、ありますよ。」
森「えっ・・・さっきサッカー協会の川渕君にそう聞いたもんでね・・・」

4時間目 英語
森「今日は、挨拶について学びましょう。アメリカでは、人にあったら”ご機嫌いかがですか?”と訊ねる事になっています。これを英語で言うと”Who are you?”となります。では、人にあった気分で言ってください。”Who are you?”」
生徒「Who are you?」
森「すると、相手は”私は大丈夫です。あなたはどうですか?”と言います。これは、”I'm Hiraly's husband”そしたら、こう答えましょう。”Me too!”」


やっぱり、こいつにだけは習いたくない。

2006.06.11
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